2012年5月13日日曜日

石巻と女川

ゴールデンウィークに帰省しました。
ふたたび石巻・日和山へ。
復興への道のりは遠く、まだまだ変化は見られません。

街が生まれ変わるには本当に時間がかかります。
目に見えないところで根を生やす時間が必要・・・わかってはいても焦ります。
どこから手をつけたらいいのか。。。

門脇小学校。
門小(かどしょう)はテレビで何度も見ていたし、
車で前を通ったこともあったけれど、
降りて中の様子を見たのは初めてでした。

校章をかたどった昇降口から、なんにも無くなって変わり果てた街が見えます。


めちゃくちゃになった教室と焼け焦げた木。
教室の中はぐちゃぐちゃのままでした。

だれが植えてくれたのでしょう?
かわいいチューリップが咲いていました。
一日も早く元気な街の花が咲きますように。

石巻と女川を結ぶ石巻線。
一部復旧しましたが、全線開通はまだまだ。

女川までつながる日が待ち遠しい。


今年の3月、「ガイヤの夜明け」で女川・かまぼこの高政(たかまさ)が特集されていました。
女川もすっかり変わってしまいました。街並みは跡形も無くなってしまいました。
莫大な借金をして女川復興のために店を再建する様子を見て、
いつか少しでも貢献したいと思ってました。
やっと実現!
おさしみ蒲鉾(しそ・わさび)とイカせんべいなどを購入して、家族みんなで美味しくいただきました。





















『高政』の駐車場にあったメッセージ。
「がんばっぺ女川!負げねーど宮城!おだづなよ津波!」

「おだづなよ」は「ふざけるな」と言う意味です。
学校で始業のチャイムに気づかずに友達と遊んでいると、
「あんだだぢ、いづまでもおだってないで早ぐ席につぎなさい!」と
叱られたものでした。
ちなみにいつも悪ふざけをしているひょうきん者は「おだづもっこ」といいます。


自然を相手にしたら人間の力は本当に小さい。
でも、あきらめない、忘れない。

おだづなよ津波!
おだづなよ津波!

2 件のコメント:

  1. わだす、おだづもっこ だぁべ。
    いいね~この響。
    石巻、またいつの日か行くよ。
    ikutanより

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  2. Ikutanに言われると石巻弁もかわいく聞こえます♪
    石巻の力になってくれてありがとう。
    これからもよろしくお願いします。

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