2010年8月13日金曜日

ト音記号のスープ


高校時代、音楽部に所属していました。(前にも書いたことありましたね。)
音楽部といってもバンドや楽器演奏ではなく、活動のほとんどは歌…合唱で、大会にも出場せず、年に一度の定期演奏会を一番の目標に活動していました。
音域が狭く、声も良くない私のパートはアルト。
合唱を経験したことのある皆さんはご存じだと思うのですが、アルトがメインパートを歌うってことは、まずない。そして、出番が他のパートに比べ、少ない。。。つまり、地味。
で、アルトメンバーは暇にまかせて、よく勝手な振り付けをしたり、だらけたりして指揮者に叱られたり顰蹙をかっておりました。
でも、アルトが抜けると、ちょっと気が抜けた感じになるというか、音に深みが無くなるんですよね。そう、実は大事な役割を果たしていたのです。
あれ?これと似た存在が花にもあるなー、と気づきました。それは下草(したくさ)、そして足もとに挿すグリーン。 グリーンを器の口(作品の足もと)に添えることによって器との一体感が出来て全体が引き締まる。下草の敷き方で作品の趣が全く変わる。主役になることはないけれど、すっごく重要なんですよね。。。おー、アルトもグリーンもなかなかやるじゃん(笑)となんだか嬉しくなりました。

サテ、この音楽部、卒業以来、毎年会を開いて集まっています。
○○年たった今も。。。
写真は今年の会が行われたレストランで出てきたカボチャのスープ。
一人一人違う絵柄が描いてあり、その中の一つにト音記号があって、音楽部メンバーは大感激!
食事のあとは仲間の一人のお家にお邪魔してお茶会。お家のドアにまたもやト音記号を発見!思わず撮影してしまいました。
♪素晴らしい友達同士はちぎれた雲のように、また広い空のどこかでめぐりあえるでしょう。
♪素晴らしい友達同士は分かれた川のように、また広い海のどこかでめぐりあえるでしょう。
(部員が詞と曲を作って定演の最後に唄った歌、「風に吹かれて」より)
詞:Yuki A、曲:Miwa E

ほんと、この歌の通りになりました。
音楽部の仲間たちに感謝します。

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