2013年6月27日木曜日

雨の季節

梅雨らしいお天気が続いていますね。
この時期は紫陽花とともにクチナシも美しくて、目を楽しませてくれます。
クチナシを見ると、つい心の中で唄ってしまう曲があります。
それはあの、♪いーまではゆびーわもーまーわるほどー♪の『くちなしの花』
ではなく、高校時代、定期演奏会で唄った合唱組曲『美しい訣れの朝(あした)』の中の『くちなし』です。

当時私はクチナシがどんな花かも知らず、歌詞から想像を膨らませていました。
というのもこの曲では、病床の女性が衰弱していく自分の身体をクチナシの花が腐っていく様にたとえていて、10代にはかなり衝撃的な内容でした。
あとになってクチナシがこんなに美しい花と知って、すごくいとおしく感じたのをおぼえています。
「どうかいつも空を見上げて。お願い。。。」という夫へのメッセージで組曲はしめくくられます。
ひとりの女性の死という重いテーマを歌ったものですが、美しい作品です。

雨が続くとついつい足元にばかり気を取られてしまいますが・・・そんな日こそ空を見上げよう。

0 件のコメント:

コメントを投稿